こんにちは。穂です。
みなさんは、字が綺麗になりたくてこの記事を読んでくださっていると思います。
では、字が下手になってしまう原因があるとしたら、それはどのようなことだと思いますか?
日々の練習を怠ることでしょうか?
はい。もちろん練習をサボってしまえば、字は簡単に下手になります。
これは容易に想像がつくことだと思います。
それでは、日々の練習以外で、中でも生活習慣の中に原因があるとしたらどうでしょうか?
今回はそんな字が下手になる習慣を3つ挙げていきます。
意外にも、身近な習慣が「汚文字」の原因となることがあるので、ご自身の生活を振り返りながら読んでみてください。
字が下手になる習慣1:手を冷やす
手の温度は、書字能力に影響を与えます。
冬場など、寒いところにいると手が悴(かじか)んで思うように動かせなかったということはありませんか?
手が冷えていると、手指の動きが鈍くなります。筋肉の活動が低下したり、神経の伝達スピードが落ちるからです。
冷えた手ではペンを上手く握れないので、ペン先は不安定になり、綺麗な線を引くことができなくなります。
これを防ぐには、手を冷やさないような習慣づくりや、意識的に手を温めることが重要です。
例えば、寒い時期の屋外では手袋を着用する。室内では暖房を入れる。などです。
ほかにも、書く前に手指のマッサージやストレッチを取り入れることで、血流が良くなり手も温まりやすくなります。ホットドリンクを飲んで身体の中から温める方法もおすすめです。
冷えた手で書くのと、温かい手で書くのでは、書きやすさがまったく違います。
ぎこちない動きで書くよりも、なめらかな動きで書いた文字の方が美しく見えるのは、言わずもがな、ですよね。
字が下手になる習慣2:利き手で重いものを持つ
外出するとき、かばんをどちらの手で持っていますか?
また家事や仕事中になにか物を持ち上げるとき、どちらの手を使うことが多いですか?
もし利き手(ペンを持つ方の手)で物を持つことが多いなら、それが文字が下手になることに影響してしまっているかもしれません。
私は右手で字を書くのですが、バッグを右腕に掛けて長時間過ごした日には、わずかに手が震えたり、握力が低下していたりして、線にブレが出てしまうことがあります。
手や腕に負荷がかかることで筋肉が疲れてしまうんですよね。(筋肉疲労)
普通に生活する分には支障がない程度ではありますが、細かいコントロールが求められる文字書きでは、少しの震えやわずかな握りやすさの違いであっても、満足に字が書けなくなってしまいます。
書く直前には、なるべく利き手に負荷をかけないようにしましょう。利き手とは反対の手でかばんを持ったり、重いものは長時間持たないように気をつけます。
もし、やむを得ず筋肉疲労を引き起こしてしまったときは、休息を挟んだり、手や腕のストレッチやマッサージを取り入れてみてください。ある程度は回復が望めると思います。
字が下手になる習慣3:悪い姿勢
姿勢も書字能力に大きな影響を与えます。
美しい字を書くためには、一文字一文字の中心を捉えたり、他の文字とのバランスを見ながら大きさを調節したりすることが必要です。
しかし姿勢が悪く、身体が斜めになっていたりすると、紙に正対していないので文字のバランスを測ることができません。仕上がったものは文字が歪んでいたり、文章が斜めに流れてしまうことになります。
姿勢が悪いままでは、正しい形で書くことができないため、いくら必死に練習しても上達できません。それは大変もったいないことですよね。
悪い姿勢が癖づいてしまっている場合は、字を書くときだけ正そうと思っても難しいと思います。普段から背筋を伸ばし、両足を床につけるなど、正しい姿勢を心がけるようにしましょう。
以上、字が下手になる習慣を3つ紹介しました。
どれも私も経験があるものなのですが、みなさんにも心当たるものはあったでしょうか。
身近な習慣が文字の出来栄えを左右すると知って、驚かれた方もいるかもしれません。
これらの習慣に気をつけることは、ペン字練習にも効果がありますが、みなさんの健康にも良い影響を与えることができます。
ぜひ習慣を改善して、文字も、身も綺麗になりましょう!
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