こんにちは。穂です。
今回は、ペン字を学ぶ際には必ず持っておいてほしいアイテムを紹介します。
それは硬筆用のソフト下敷きという、日常では出会うことの少ない、ちょっとレアなアイテムです。
あまり馴染みがないかもしれませんが、使ってみるとペン字学習の効率が抜群に上がる優秀なグッズなんです。後半でおすすめのソフト下敷きも載せていますので、よかったら参考にしてみてください。
目次
ソフト下敷きとは?
一般的な下敷きとは違って軟質な素材でできており、折り曲げても割れることはありません。ぐにゃんとしなり、くるくると丸めることも可能です。
お馴染みの硬い下敷きと同じように、上に紙を乗せて文字を書くために使用しますが、使う場面が異なります。ソフト下敷きは、主に硬筆(ペン字、かきかた)の学習時に、文字をていねいに書くのに活躍します。
ソフト下敷きのココがイイ!
- 筆圧が加わるとペン先が沈み、滑らないので安定感が出る
- 筆圧の強弱が伝わりやすく、太い文字と細い文字の両方を書くことができる
- 鉛筆でもボールペンでも使用可能
ソフト下敷きのココがNG!
普通の硬い下敷きでは、ペン先が滑らかに走るので自分の好きなスピードで書くことができますよね。でもソフト下敷きはペン先が沈んでしまうので、スラスラと速く書くことはできません。ゆっくり書くのに特化しており、速書きには向いていないので、この点には注意してください。普段の授業用としては、硬い下敷きの使用をおすすめします。
下敷きによる文字の比較
・普通の下敷きで書いた文字
・ソフト下敷きで書いた文字
すべて同じゲルインクボールペンで書いたものです。
見比べてみると、ソフト下敷きを使って書いた文字の方が線にブレが少ないのがわかります。線の太細に関しても、ソフト下敷きの方が太い線が出ているのがおわかりいただけると思います。
この画像では、見た目の違いははっきりとは出ていないのですが、書き味はまったく異なります。やはり普通の下敷きを使ってゆっくり丁寧に書くのは非常に難しいです。
おすすめのソフト下敷き
・【共栄プラスチック】硬筆用ソフト下敷き
私が普段から愛用しているのは、共栄プラスチックから出ている下敷きです。
柔らかさがちょうど良く、しっかりをペン先を安定させてくれるスグレモノです。
サイズは2種類ありますが、練習スタイルによっておすすめのサイズが変わりますので、下記を参考にしてください。
紙ペラで練習する人には、大きめのA4サイズ
普段使うような紙のサイズなら、たいていこの下敷きに収まってくれます。書いている最中に下敷きを動かす必要がなく、集中して文字書きに打ち込むことができます。B5サイズだと紙が少しはみ出してしまうことがあるので、机の大きさに余裕があるなら、断然大きい方のA4版がおすすめです。
ノートで練習する人には、ぴったりのB5サイズ
A4サイズでもノートに使えないことはありませんが、基本的にノートだけを使う、という練習スタイルであれば、ぴったりサイズのB5版が扱いやすいでしょう。コンパクトなので収納にも便利です。
新しいタイプで、黒バージョンもあります。
こちらにはなんと1cm方眼のマス目が印字されていて、薄めの紙であればマス目が透けて見えるというびっくりアイテムです。白紙に字をまっすぐ書くことは至難の業ですが、これがあれば可能になってしまいます。ただ、厚めの紙だとまったくマス目は機能しないのでご注意。その場合は普通のソフト下敷きとして使いましょう。
以上、今回はペン字学習の必需品である硬筆用のソフト下敷きを紹介しました。
今まで普通の下敷きを使って練習していた、またはまったく何も使っていなかったという方にはぜひ試していただきたいと思います。初めて使うときは感動でひっくり返ってしまうかもしれませんよ。笑
数百円で簡単に導入できて、ていねいに扱っていれば買い換える必要もないものです。
効率よく美文字を目指すためにも、よかったら使ってみてくださいね。
それではまた。
穂
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