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「シ」と「ツ」が簡単に書き分けられるようになる方法!




こんにちは。穂です。

 

みなさんは、誰かが書いたカタカナの「シ」や「ツ」を見たときに、どちらで書いたのか判別できなかった、ということはありませんか?

もしくは自分でカタカナの「シ」や「ツ」を書いたとき、誰かに「どちらで書いたのかわからない!」と言われた経験はないでしょうか?

 

この2文字は形が似ているので、そのような経験をしたことがある人も多いかと思います。

 

しっかりと書き分けが出来ていない場合、下のような文字ができあがります。

 

 

 

 

これでは「シ」なのか「ツ」なのかわからないですよね。

 

それでは「ン」と「ソ」はどうでしょうか?

こちらも形が似ている2文字で、同じように読み間違えが起こりやすいものです。

私は最近、家庭菜園にチャレンジしているのですが、自分でラベルを書いて植木鉢に貼った「シソ」という文字が、あるとき「シン」に読めてしまって、ちょっと恥ずかしく思いました…。

 

今回は、主に「シ」と「ツ」を例に挙げて、どうして似ている2文字が混同してしまうのか、そしてどうしたらきちんと書き分けられるようになるのかを考えていきたいと思います。

 

ここではあまり触れませんが、「ン」と「ソ」に関してもほとんど同様のことがいえるので、「シ→ン」「ツ→ソ」と変換してお読みいただいても大丈夫です。


「シ」と「ツ」が混同する原因

  1. 画数と点画の長さがほぼ同じ
  2. 正しい全体像を把握出来ていない
  3. 1画ごとの方向の区別がついていない
  4. 点画を並べる方向が理解できていない
  5. 打ち込みを入れていない

 

「シ」と「ツ」を適切に書き分けられないのは、このような原因が考えられると思います。

 

「シ」と「ツ」を書き分ける方法

2文字をきちんと書き分けるには、上記の原因をクリアしていけば良いわけなのですが、1の画数と点画の長さが共通している点は変えることができないので、それ以外の2〜5の項目について解説していきたいと思います。

 

・正しい全体像を把握する

文字の全体像のことを外形と呼びますが、まず「シ」と「ツ」の2文字は、この外形が異なっています

 「シ」の外形は右向きの三角形 ▷
 (もしくは丸型 ◯)

 「ツ」の外形は逆三角形 ▽ です。

 

 

 

 

書く前に、外形は▷なのか?▽なのか?とイメージしてから書くことで、形を整えやすくなります。

 

・1画ごとの角度に区別をつける

「シ」と「ツ」はどちらも点が2つが含まれています。

点画の要素が同じなので、きちんと書き分けるためにはその「角度」に注意する必要があります

 「シ」は2つの点をやや寝かせるような角度(約30°)で右下方向へ打ち、

 「ツ」は2つの点をやや立てる形(約60°)で右下方向へ打ちます。

 

 

 

 

 

・点画を並べる方向に区別をつける

とても似ている2文字ですが、点画を書き進める「方向」がまったく違います

この方向の違いを覚えておくだけでも、2文字にはっきりと差を出すことができます。

 「シ」は点画をにならべる

 「ツ」は点画をにならべる

 

 

 

 

これだけです。簡単ですよね。

 

・打ち込みを入れる

これは3画目の長い線にあてはまる項目です。

「シ」の3画目は左下から右上に払う形

「ツ」の3画目は右上から左下に払う形 をしています。

 

 

 

 

画像のように、3画目の書き始めに、ペンを置いたときの形をほんの少し残してみましょう

これを打ち込みを入れるといいます。

 

すると、2文字の3画目の書き始めの位置は異なりますから、上か下のどちらに打ち込みが入っているかで、「シ」なのか「ツ」なのかを見分けることができるというわけです。

 

以上の4項目を意識して書くと、なんということでしょう!

完璧に「シ」と「ツ」(「ン」と「ソ」)を書き分けられるようになります。

 

もしこれまで書き分けができなくてごちゃごちゃになっていた方には、ぜひお試しいただきたいと思います。

 

長文でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた。